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祖父と、一本のタバコ。
墓参りで気づいた、命のつながりと「生きていること」への感謝
今日は早朝から、徳島県鳴門市にある母方の祖父母と叔父のお墓へ、墓参りに行ってきました。
これまでも何度もお参りには行っています。(月に1度はお参りしています。)
手を合わせて、
「ありがとうございます」
と感謝と近況を伝える。
それが、いつもの墓参りです。
でも、今日は少し違うことをしてみようと思いました。
おじいちゃんと一緒に、一本のタバコを。
僕は普段、タバコをまったく吸いません。
むしろ、普段吸わないからこそ、近くで吸われると「煙たいな」と感じることもあります。
でも、僕のおじいちゃんは大の愛煙家でした。
いわゆるチェーンスモーカーと言われるくらい、ものすごくタバコが好きな人でした。
僕自身、おじいちゃんとは、あまりコミュニケーションを取った記憶がありません。
だから、今日はふと思いました。
「おじいちゃんが大好きだったタバコを一緒に吸ったら、少しだけおじいちゃんに近づけるんじゃないか」
そう思って、墓前で一本だけ火をつけました。
おじいちゃんと対話するような気持ちで。
でもいざ吸ってみると、かなりきつかったです笑。
普段まったく吸わないので、一本でも「こんなにきついのか」と思いました。
でも、その感覚を味わいながら、
「おじいちゃんは、これが好きだったんやな」
と、少しだけおじいちゃんのことを想像することができました。
タバコは、おじいちゃんにとって何だったんだろう。
おじいちゃんがなぜあれほどタバコを吸っていたのか。
本当のところは、もう本人に聞くことはできません。
だから、ここからは僕の想像です。
純粋にタバコが好きだったのかもしれません。
でも、もしかすると、それだけではなかったのかもしれない。
僕のおじいちゃんは、母を含めて3人の子どもを育ててますし、自分で事業もやっていました。
今の僕には想像できないような苦労や、ストレスもたくさんあったんじゃないかと思います。
タバコを吸うことで、少しだけ気持ちが落ち着いたり、
何も考えずに一服する時間が、おじいちゃんにとっての「休憩」だったのかもしれない。
そう考えると、今日の一本は、僕にとってはきつい一本でしたが、
おじいちゃんにとっては、もしかすると大切な一本だったのかもしれません。
「あれもダメ、これもダメ」の時代だからこそ
今は、タバコに対してかなり厳しい時代になりました。
僕自身も吸わないので、近くで吸われると気持ちよくないと感じます。
だからこそ、吸わない人への配慮や、場所・時間を守ることは大切だと思います。
一方で、最近は世の中全体が、
「あれもダメ」
「これもダメ」
「こうするべき」
「これはマナー違反」
と、どんどん厳しくなっているようにも感じます。
もちろん、誰かに迷惑をかけていいという話ではありません。
でも、きちんと場所を選び、周りに配慮しながら楽しんでいる人まで、すべて否定しなくてもいいんじゃないかな。
そんなことを、今日、一本のタバコを吸いながら考えていました。
おじいちゃんは、すごい人だったんだな。
そして、もう一つ強く感じたことがあります。
おじいちゃんは、母を含めた3人の子どもを育てました。
今、自分自身が生きていて、仕事をして、人と出会って、悩んだり、喜んだりしている。
それは当たり前のことではありません。
その前には、僕の母がいて。
その母を育てたおじいちゃんとおばあちゃんがいて。
さらにその前にも、たくさんの人たちがいた。
そうやって命がつながって、今の僕がいる。
そう考えると、
「自分一人の人生じゃないんだな」
と、改めて思いました。
人間は、強いようで弱い。
悩むし、迷うし、逃げたくなることもある。
そんな中で、家族を守り、子どもを育て、人生を生き抜いた。
それは本当に尊いことだと思います。
そして、その先に僕がいる。
おじいちゃんとおばあちゃんがいて、
母がいて、
そして僕がいる。
僕が今日こうして無事に生きていることも、決して当たり前ではありません。
父と母にはもちろん感謝しています。
でも今日のお墓参りを通して、
「両親だけじゃなく、その両親にも感謝しなければいけないな」
と、強く感じました。
これからも、できる限りお墓参りを続けていきたいと思います。
そして、手を合わせるたびに、
「ありがとうございます」
と伝えたい。
今日、おじいちゃんと一本のタバコを共にしたことで、少しだけおじいちゃんの人生に触れられたような気がしました。
実際にどんな気持ちでタバコを吸っていたのかは、もう分かりません。
でも、
「おじいちゃんも、いろいろあったんやろうな」
そんなふうに思えたことだけでも、今日ここまで来た意味があったのかもしれません。
これからも、日々に感謝する。
出会う人に感謝する。
今、自分が生きていることにも感謝する。
そして、自分にできることを一生懸命やる。
おじいちゃん、おばあちゃん、そしてその先からつながってきた命を、自分なりに精一杯生きていきたいと思います。
今日はまだ、あと半日あります。
しっかり頑張っていきます。
今日もありがとうございます。

