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2026-08-10 14:57:00

もうすぐお盆。お墓参りで感じる「今、生きていること」への感謝

もうすぐお盆ですね。

この時期になると、お墓参りをされる方も多いのではないでしょうか。

僕自身、以前は正直なところ、家族に「お墓参りに行くよ」と誘われるから行っていた、という感じでした。

「行くものだから行く」

それくらいの感覚だったと思います。

それが変わったのは、5~6年ほど前のことです。

ある知り合いから、お墓参りをすすめられたことがきっかけでした。

それからは、自分からお墓参りに行くようになりました。

多いときには月に1~2回。

少なくとも2か月に1回くらいは、母方のご先祖様のお墓へお参りしています。

片道2時間ほどかかります。

決して近い場所ではありません。

それでも、不思議と「行かなければ」と思うようになりました。

お墓参りをするたびに、感謝が深くなる

お墓に着いて、掃除をして、お花やお線香を供えて、手を合わせる。

特別なことをしているわけではありません。

でも、お参りをするたびに、ご先祖様への感謝が少しずつ深くなっているような感覚があります。

先月は、父方の祖父の永代供養をお願いしているお寺にもお参りに伺いました。

そして、家に帰ったときには、毎日仏壇にも手を合わせています。

皆さんは、御位牌の中を開けたことがありますか?

僕も以前は、あまり意識していませんでした。

でも、中には木の札が入っていて、そこにはご先祖様のお名前や、亡くなられた日などが書かれています。

それを見ると、ふと思うんです。

「この人たちがいたから、今の自分がいるんだな」と。

顔も知らないご先祖様もいます。

どんな人生を送ったのか分からない方もいます。

それでも、その一人でも欠けていたら、自分という存在は今ここにはいなかった。

そう考えると、なんだかとても感慨深い気持ちになります。

「科学的ではない」「非効率」と言われるかもしれない

お墓参りや仏壇へのお参りを、

「科学的ではない」

「何の意味があるの?」

「非効率的な行為だ」

そう考える人もいるかもしれません。

もちろん、考え方は人それぞれです。

僕も、お墓参りをすれば何か特別なご利益がある、という話をしたいわけではありません。

ただ、望む望まないにかかわらず、僕たちは先祖がいなければ生まれていません。

何代も何代も前から、誰かが生きて、食べて、働いて、家族をつくり、子どもを育てて、その命がつながってきた。

そのずっと先に、今の自分がいる。

そう考えると、「今、生きている」ということ自体が、ものすごく不思議なことに思えてきます。

「普通の毎日」は、実は普通ではない

もちろん、人生には楽しいこともあれば、苦しいこともあります。

思い通りにならないこともあります。

僕自身も、いろいろ悩むことがあります。

でも、少し視点を変えてみると、今の自分にはたくさんのものがあります。

家族がいる。

仕事がある。

支えてくれる人がいる。

友人や知人がいる。

今日食べるご飯がある。

眠る場所がある。

蛇口をひねれば水が出る。

電気があり、冷蔵庫があり、スマートフォンがあり、必要なものを買うこともできる。

そして、今の日本では戦争に巻き込まれることなく、こうして日常を送ることができています。

もちろん、社会にはいろいろな問題があります。

決して何もかもが完璧なわけではありません。

それでも、こうして普通に朝を迎え、ご飯を食べ、仕事をして、誰かと話をして、夜になれば眠る。

そんな「普通の一日」は、実はたくさんのものが重なってできている、とてもありがたいものなのだと思います。

今の暮らしは、先人たちから受け取ったもの

今の自分があるのは、ご先祖様のおかげだけではありません。

家族、友人、仕事で出会った人、お客様、地域の方々。

そして、これまで日本という国をつくり、守り、受け継いできたたくさんの先人たち。

さらに言えば、自分を取り巻くすべての生命や存在。

どれか一つが欠けていたら、今の自分の暮らしは存在していなかったかもしれません。

そう考えると、人生というものは、本当に奇跡の積み重ねなのだと思います。

だからこそ、感謝することは大切なのではないでしょうか。

「ありがとう」と思うだけでもいい。

誰かに直接伝えられるなら、伝えてみる。

そして、せめてお盆くらいは、お墓へ足を運んでみる。

お墓の前で、

「今、こんなことをしています」

「最近はこんなことがありました」

「ちょっとしんどいこともあります」

「でも、元気にやっています」

そんなふうに、今の自分のことを話してみるのもいいのではないでしょうか。

返事が返ってくるわけではありません。

何かが劇的に変わるわけでもありません。

それでも、手を合わせていると、自分自身の心が少し整っていくような気がします。

そして、

「今、自分がここにいること」

「今日も普通に暮らせていること」

そのことへの感謝を、改めて感じることができます。

もうすぐお盆。

今年は少しだけ時間をつくって、お墓参りに行ってみませんか?

ご先祖様に感謝することは、同時に、今を生きている自分の人生を大切にすることなのかもしれません。