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英語はわからない。でも、映画館は最高に面白かった。
高校2年生の海外研修。
モントレーで過ごした休日、ホストファミリーのアーネストが映画館へ連れて行ってくれました。
たぶん行った映画館は「Cinemark Century Monterey 13」だったと思います。
当時観た映画は、X-MENシリーズ。
ウルヴァリンが主人公の作品だったのを今でも覚えています。
もちろん字幕なんてありません。
日本語吹き替えもありません。
聞こえてくるのは、全部英語。
…
当然、何を言っているのか全く分かりません(笑)
ストーリーもほぼ理解できず、「なんとなく雰囲気」で観ていました。
でも、不思議とそれ以上に印象に残ったことがありました。
それは、映画館のお客さんの反応です。
日本なら静かに映画を観るのが当たり前。
笑いたくても少し我慢したり、周りを気にしたりしますよね。
でもアメリカでは全然違いました。
面白いシーンでは会場のあちこちから普通に笑い声が聞こえてきます。
手を叩いて大笑いしている人もいる。
驚く場面では
「Oh!」
「Oh my God!」
そんな声が自然と聞こえてくるんです。
映画を”静かに鑑賞する”というより、みんなで楽しむという感じ。
その空気がすごく新鮮でした。
「映画館って、こんな楽しみ方もあるんや。」
これもまた、大きなカルチャーショックでした。
そしてもう一つ驚いたのが、アメリカサイズ。
アーネストがポップコーンとコーラをご馳走してくれたのですが…
ポップコーンは紙のバケツに山盛り。
ドリンクも、日本のLサイズの2倍、いや2.5倍くらいありそうな大きさ。
「これ、一人で飲むん?」
と思わず笑ってしまうサイズでした。
しかも、ポップコーンが山盛りだから床には踏まれたポップコーンがあちこちに。
日本ではなかなか見ない光景で、これまたダイナミック。
「アメリカらしいなぁ。」
そんなことを思ったのを覚えています。
娯楽一つとっても、国が違えばこんなにも文化が違う。
日本には日本の良さがあります。
静かに作品に集中できる良さもあります。
でもアメリカのように、感情を素直に表現しながら映画を楽しむ空気も、とても素敵だと感じました。
どちらが正しいではなく、それぞれに魅力がある。
そんなことを17歳の僕は感じていたのかもしれません。
実は今日、久しぶりにモントレーのことを調べてみました。
YouTubeで街並みを見たり、ネットで写真を眺めたり。
フィッシャーマンズワーフやモントレー水族館の景色を見ていると、なんとも言えない懐かしい気持ちになりました。
水族館は建物の形こそ変わっていませんでしたが、外壁がきれいになっていたり、ロゴも少し変わっていたり。
「あぁ、ここ行ったな。」
そんな記憶が少しずつ蘇ってきました。
3年後、英語をもっと話せるようになって、もう一度アーネストたちに会いに行く予定です。
今度は映画のセリフも少しは分かるかな(笑)
17歳の僕が感じたカルチャーショックを、大人になった今、もう一度味わえる日が来るのを楽しみにしています。

